『なにをするのも』 1989年
板切れ月報の四半世紀
山田喜代春 木版画展
2006.10/24.tue-11/12.sun 月曜休廊 11:00-19:00(日曜17:00)
3日(金・祝)午後2時よりギャラリートーク開催!お気軽にお越し下さい。
木版作家、山田喜代春が綴る板切れ月報
 「板切れ月報」とは、1948年京都生まれの作家が木版を独学で研鑚し、作品と制作への思いを最初は10人足らずの知人に送っていた便りがこの25年間つづき、今では200人に増え(200人で止めている)年8回送られています。
 木版画のモテーフは日常に出会う人たちとの心のふれあいと、肌で感じる京都の四季の移ろい。絵に添えられた詩が絵とともに温かく、時には辛辣に、大切な事をすくいとっていて心にひびきます。
 作家は、1996年には立命館大学文学部に48歳で社会人学生として入学し、勉学と制作など、すべての生活が時代・時代と切り結んだ視線にユーモアを包み込んだ詩版画で表わされています。
作家曰く「思いを伝えるには、絵は簡単なほうがいいと思っている。でも今は、色もとことん使い、技術的には最高のものを作ってみよう。それを超えて素朴に帰っていくのがいいと思っている」との思いを実践する場が板切れ月報である。
本展では「板切れ月報」の234作品が揃います。さまざまな木版技法を試みた、.魅力にあふれる作品たちを一覧出来る企画展です。

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