four leaves
本荘正彦木版画展
2006.3/14.tue-4/2.sun 月曜休廊 11:00-19:00(日曜・祝日17:00)
本荘先生『木版画の魅力』を語る、3月18日(土)午後2時より開催
 本荘正彦さんは、京都において江戸時代に隆盛を極めた浮世絵の伝統を継承する多色摺木版画の技法を駆使して、新しい木版画の世界を作り続けています。確かな造形力で草木や風景を意匠化し、繊細な色使で新鮮な「今の和」感覚を生み出しています。
 また、河出書房新社より作家本人の自伝アンソロジー「次の日曜日が来るまえに」を発刊し好評を得ています。この本は木版画と詩のような短文で構成されており、家族のなかで、若者が本当は自分にとって何が大切なものだったかを気づくまでの心の揺らめきが大人になった作家の回想として描かれています。添えられた木版作品とともに郷愁を誘う内容です。
 本展は、「次の日曜日が来るまえに」の収録作品に最新作を含めた、やさしい温もりのある木版画30点余によって見られた方が心楽しくなる展覧会として構成します。
本荘正彦(ほんじょうまさひこ)
1963年 神戸生まれ
1986年 京都教育大学卒業、木版画家・井堂雅夫に師事
1993年 京展(京都・京都市美術館)、個展(京都三条・ギャラリー射手座)、花の美術展(大阪・咲くやこのはな館)
1994年 日本版画協会展(東京上野美術館)、CWAJ展(東京・アメリカンクラブ)、個展(東京・スペースユイ)
1995年 京展(京都・京都市美術館)、東京国際ミニプリント・トリエンナーレ(東京・多摩美術大学美術館)、
      京展(京都・京都市美術館)
1996年 The 1stMalaysia Annual Exhibition of International Contemporary Prints(マレーシア・CENTRAL ART GALLERY)
1999年 京展(京都・京都市美術館)、京都版画2000展(京都・京都市美術館別館)
2000年 個展(愛知・ギャラリーステージワン)、京都版画2001展(京都・京都市美術館別館)
現在、京都市に在住

<<<<prev      next>>>>