とくだあきらの仕事
GRAPHICS
2007.1/20.sat-2/4.sun 月曜休廊 11:00-19:00(日曜・祝日17:00)
初日20日(土)16:30よりオープニングパーティ開催
 お気軽にご参加下さい。
 版画、ペーパーワークス、ドローイング、ブックデザインなど紙とインクの関係を追及した展覧会をグラフィックスと名付けて開催します。
とくだあきらは、1970年代より日本各地の和紙、ヨーロッパの手漉き紙などを研究しパステル、アクリルなどの絵具を使い、色彩の深さや耀き求めて制作を続けてきました。その幅広い分野の制作は近年国際的に注目されています。
 このたびの展覧会は、大阪を皮切りに、東京や沖縄など6カ所、海外でもニューヨークなど3カ所を計画し、多くの方々の鑑賞と批評を求めています。

 
とくだあきら作品の特徴は,第一印象からゆっくりと変容していきます。
最初は、色彩の耀きに目が止まります。赤、青、黄などの原色をベースにした、鮮やかな色彩、一見シンプルに見えますが、微妙に変容するグラデーションの効果で奥行きを感じさせ、見飽きることがありません。
 実はこのグラデ−ションは、金属版(多岐にわたる銅版画の技法)で刷った画面の上に、パステルを粉体にして手で何度も繰り返し繰り返し彩色されています。一枚ずつ手で丁寧に微妙なニュアンスを加えられた作品は、版画でありながら限りなくタブローに近い表現をしています。これらの作品の中に、見るものは触覚を伴った心地よい場を発見します。
 触感で思考する「色彩の耀き」を求めて、本展で、材質感を伴った神秘的な色彩に優しく包み込まれる感覚を味わって欲しいと望んでいます。

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