作家それぞれの美神展

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作家それぞれの美神 展

2015年 5月16日(土)− 5月31日(日)
11時~19時 (日曜日は17:00迄)
月曜日(5月18日、25日)は休廊

会場:ワイアートギャラリー

それぞれの作家が女性に感じる最上の美を幻想の世界で表現した版画や鉛筆画、
彩色のドローイング作品などを集めて展示します。
鑑賞者は各作家が憧れ追い求める美神の内面を探求できる展覧会にいたします。
「美神」という言葉は世界各地の神話や民話、伝承に登場する女性または女神を
現しますが美術作品の永遠のテーマである、女性の美と魅力を世界の文学や神話
等に求め、生命の誕生と対の鏡である死の世界などを通して描いています。
女性美の表現に評価の高い作家の作品を展観致します    45点余を展示

出展作家(50音順)・在廊日
アルフォンス・イノウエ  5/19(火)
伊藤 亜砂  5/16(土)午後
伊豫田 晃一 5/29(金)
塩崎 淳子
杉本 一文  5/16(土)午後
林 由紀子  5/16(土) 
宮島 亜紀  5/16(土)午後 

作品紹介(他にも多数展示しております。是非会場にてご覧ください)

アルフォンス・イノウエ


左:「響宴」 121×94mm シート税込 20,520円
右:「スピリット(1)」T.ゴーティエへ– 89×225mm 
シート税込 23,760円

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伊藤 亜砂

左:「ものがたりの終り」176×148mm エッチング 
右:「さざ波」148×88mm エッチング 
いずれも額付税込 10,800円


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00伊藤亜砂『さざ波』15×9cm ed.4-20.jpg

伊豫田 晃一

左:「ヨリンゲル」220×333mm 水彩・色鉛筆
右:「Study for Jeanne」200×150mm エングレーヴィング
額付税込19,440円

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塩崎 淳子

左:「夏至祭」 F4号 和紙・顔料 額付税込 54,000円
右:「愛欲の矢」470×210mm 銅版画 
シート税込 45,360円 額付税込 54,000円

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00愛欲の矢」銅版 21×47cm2000.jpg

杉本 一文

左:「創刻」180×300mm エッチング・手彩色 
左:「負界の森」300×180mm エッチング・手彩色 
いずれもシート税込70,200円 額付税込75,600円

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林 由紀子

左:「双面の薔薇」直径105mm 鉛筆・水彩 額付税込 29,160円
右:「薔薇の美神」270×160mm 鉛筆  額付税込 59,400円


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宮島 亜紀

左:「森の神」180×130mm エッチング シート税込15,120円 
額付税込25,920円
右:「レイミア」155×90mm エッチング シート税込10,800円 
額付税込23,760円

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00『レイミア」155x90mmエッチング.jpg

作家略歴

アルフォンス・イノウエ / Alphonse Inoue

1941 神戸生まれ
1959 武蔵野美術学校卒(現武蔵野美術大学)
世界書票作家展(ミラノ・札幌・台湾・プラハ・中国等)に出展  
全国で個展開催多数
〈装丁・装画作品〉
日夏レイ詩集「シメール」、
生田耕作著・訳 マンディアルグ「満潮」
マンディアルグ「1914年の夜」「黒い文学館」、
ジャン・カスー「黄昏のウィーン」
ジョイス・マンスール「女十態」
その他、オリジナル版画集「響宴」「夢座」
「書票作家6人集」
「アルフォンス・イノウエ書票集」
「Belles Filles」銅版画集
私刊本詩画集「夢の半周」他

伊藤 亜砂 / Asa Ito

1974年生まれ 愛媛県出身
1998年より 銅夢版画工房で銅版画の制作を始める

個展
2005年2月(ウィリアムモリス/渋谷)
2007年4月(Gallery銀座一丁目)

グループ展
2007年 現代版画100選展(名古屋タマミジアム)
2010年 銅夢版画工房 蔵書票展(名古屋タマミジアム)
2013年 レーヴ・デュ・プランタン展
(ギャラリーウーゴズ/南青山)
1999年より 銅夢版画工房展へ毎回出品

伊豫田晃一 / Koichi Iyoda

1976年生まれ
横浜市在住
服飾テキスタイル・装飾品デザインをはじめ、
書籍の装画や挿絵など多方面で活動中。
文学・錬金術・幻想的な博物誌を題材に、
銅版画・水彩・油彩・彫金・オブジェなど
様々な技法で制作している。

活動履歴(近年の個展・グループ展)
2015年
5月 美しき死体展 / 初台 画廊珈琲Zaroff
5月 作家それぞれの美神展 / 大阪 ワイアートギャラリー
5月 5月の回廊展 / 大阪 ギャラリーベルンアート
4月 個展 / 初台 画廊珈琲Zaroff
2月 幽霊少女/GHOST LOLITA展 / 初台 画廊珈琲Zaroff
2月 個展 / 銀座 スパンアートギャラリー
2014年
12月 身体論 Théorie de corps / 初台 画廊珈琲Zaroff
11月 SANCTUS展 / 国立 SERAPHIM
11月 トンドの夢想家達展 / 京橋 ギャラリー・オル・テール
10月 第10回シメリア・フェスティバル2014 / フランス スダン
10月 天祭 一〇八 / 増上寺「柏の間」
9月 個展 / 大阪 ギャラリーベルンアート
6月 みずうみ~少女と毒薬展 / 銀座 スパンアートギャラリー
6月 珍品陳列室(キャビネ・ド・キュリオジテ) / 初台 画廊珈琲Zaroff
5月 『小説現代』新連載小説『クロコダイル路地(皆川博子著)』挿絵を担当
5月 5月の回廊展 / 大阪 ギャラリーベルンアート
5月 IFAA定例展 / 東京 交通会館ギャラリー
3月 一点の表現展 / 大阪 ギャラリーベルンアート
1月 幽霊船 THE GHOST SHIP展 / 初台 画廊珈琲Zaroff

塩崎 淳子 / Junko Shiozaki

1970年 横浜に生まれる
1998年 東京芸術大学大学院修士課程卒業
1999年 銅版画をはじめる
2000年 ミニアチュール国際版画展(カダケス スペイン)
2000年 第1回チンタオ国際版画展(中国)
2001年 第4回国際蔵書票コンペティション(ポーランド)
2002年 第3回国際小版画・蔵書票トリエンナーレ(チェコ)
2003年〜国展(2006年/平塚運一賞、2007年/奨励賞)

杉本 一文 / Ichibun Sugimoto

1947 福井県生まれ
1972 フリーとなり、書籍を中心にイラストを描き今日に至る
1997 50歳を機に銅版画を始める
2001 グリビッツェ国際蔵書票ビエンナーレ(ポーランド)審査員特別賞
2004 台湾日本蔵書票交流文化展/優選賞
2005 国際小版画蔵書票トリエンナーレ(チェコ)フランツ・F・バイロス賞
2007 アンカラ国際蔵書票コンペティション(トルコ)特別賞

個展、グループ展多数

杉本一文銅版画集「翼類伝説」(岩崎電子出版)
横溝正史角川文庫カバー絵など書籍装画多数
日本書票協会会員

林 由紀子 / Yukiko Hayashi

林 由紀子さんは1958年東京生まれ、
イラストレーターでは飽き足らなくなっていた36歳から銅版画では最も古い、15世紀ごろからヨーロッパで確立した技法「エングレーヴィング」を始めました。日本では制作する人の極端に少ないエングレーヴィング技法は、銅版のうえをビュランという固い刃で線を彫り、
そこにインクをつめて摺る銅版画です。
ビュランを研ぐところから勉強をはじめ15年を経て124点が収録された銅版画蔵書票集「プシュケの震える翅」を2010年に出版しました。優雅な線で描かれる清らかなロマンティシズムは好評を得ています。
 林さんは古典的なヨーロッパの藝術に興味をもっており、特に北方ルネッサンスの文学や絵画の伝統が林さん独自の造形で作品に込められています。

宮島 亜紀 /Aki Miyajima

【略歴】
1972年 東京都生まれ
1998年 銅版画制作を始める

【受賞】
2010年「第8回草枕美術展」優秀賞
2011年「第2回日本書票協会公募展」金賞
2013年「第3回日本書票協会公募展」大賞

【近年の展覧会】
2007年「国際コンテンポラリー版画ビエンナーレ」ルーマニア
2010年「SEIGAスプラウト・スクロール」パラボリカ・ビス
2012年「日欧幻想蔵書票展」ヴァニラ画廊
2013年「個展 Remains」森岡書店
2014年「夏目漱石の宇宙」ワイアートギャラリー
2014年「ドグラ・マグラ銅版画展」東京/博多

【書籍カバー装画】
2015年「グリーンファーザーの青春譜」杉山龍丸著

銅夢版画工房会員
日本書票協会会員
夢野久作と杉山3代研究会会員