銅版画の魔法

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銅版画の魔法展

会場:ワイアートギャラリー

2012年 4月3日(火)〜4月14日(土)
11:00〜19:00 日曜日、最終日は17:00まで  月曜休

ヨーロッパで1400年半ば頃より登場した銅版画は、その後さまざまな銅版画技法が生まれ、精緻で克明な表現が可能となりました。 印刷の分野に止まらず、数々の芸術作品が創られました。
このたびは、現代の日本において各種の銅版画技法の秀作を一堂に鑑賞して頂く展覧会を開催します。出展作家は、メゾチントの駒井哲郎、丹阿弥丹波子、辻 憲、カラーエッチングの司 修、山下清澄、加藤昌男 、アクアチントの吉村佳映、混合技法の林 千絵 他。
日本独自の「版画」という呼び名は、作家が自作,自刻、自刷の全行程を一人で行なうことを、工房の分業制によって作られるものと区別する為にうまれた言葉です。
現在、画像のデジタル化が急速に発達し、版画と混同される状況が生まれつつあります。このときだからこそ、各銅版画作家の独自な絵画性を見つめ直して頂きたいと考えています。

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林 千絵 「祈り」