- 2012年10月9日(火)− 10月21日(日)11時~19時 (日曜は17時まで)月曜
- 作家在廊日 高田美苗さん 10/13(15:00〜)・10/14 長野順子さん 10/13・14
- ひとは夢みる。
- ひとは、詩や物語にファンタジーの世界を紡ぐ。神話や中世の吟遊詩人たちが伝える精霊や架空の生き物たちが、いまも私たちが生きている世界に人々の欲望や願望のマグマとして覆い被さっている。その見えないものを、今回の出展作家、高田美苗さん、長野順子さん、アルフォンス・イノウエさんは、人獣鳥や樹木、化石、廃屋などの姿を借りて描いている。この都市の奥深くに厳然とある幻想都市の見事な証の作品たちをご高覧下さい。
- 幻想都市の住人たちを幻視する人々が持っている、幸福の共同幻想が世界を新たに構築することを願って展覧会を行ないます。
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- 作品(左):高田美苗 「琥珀妖精2」 油彩 F20
- 作品(右):長野順子 「夢見の森」 エッチング 225×150mm
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- 高田美苗
- 東京生まれ 女子美術大学産業デザイン科卒。
- 所属:国際幻想芸術協会(IFAA)
- 2004年 第54回板院展 新人賞受賞
- 2005年 第55回板院展 院友推薦 東京国際ミニプリント
- トリエンナーレ2005審査員推薦作家として作品展
- 2006年 第56回板院展 院友努力賞受賞
- 2007年〜2010年 第27回カダケス国際ミニプリント展入選
- 2008年 第7回レッセドラ国際小版画展2008出品
- 2008年 第58回 板院展 同人推挙
- 個展 グループ展多数
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- 長野順子
- 群馬県出身
- 1991年 東京芸術大学大学院 美術研究科建築専攻修了
- 5年間の設計事務所勤務の後、美術学校にて銅版画を学ぶ
- 1998年 初個展 以後、各地で個展を開催。
- 2007年、2010年 ボローニャ国際絵本原画展 入選
- 2011年 日本書票協会公募展 大賞
- 高知国際版画トリエンナーレ展 入選
- 個展 グループ展多数
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- アルフォンス・イノウエ
- 1941 神戸生まれ
- 1959 武蔵野美術学校卒(現武蔵野美術大学)
- 世界書票作家展(ミラノ・札幌・台湾・プラハ・中国等)に出展 全国で個展開催多数
- 装丁・装画作品
- 日夏レイ詩集「シメール」、
- 生田耕作著・訳 マンディアルグ「満潮」
- マンディアルグ「1914年の夜」「黒い文学館」、ジャン・カスー「黄昏のウィーン」
- ジョイス・マンスール「女十態」
- その他、オリジナル版画集「響宴」「夢座」
- 「書票作家6人集」
- 「アルフォンス・イノウエ書票集」
- 「Belles Filles」銅版画集
- 私刊本詩画集「夢の半周」他
左上より 高田美苗「白の螺旋」油彩・テンペラ・キャンバス
2段目左 アルフォンス イノウエ 「少女と卵」デッサン
2段目右 高田美苗「トリノへ」油彩・テンペラ・キャンバス
右側 長野順子「豊穣」 銅版画