愛しの女たち 永遠の西村宣造 追悼展

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愛しの女たち 永遠の西村宣造 追悼展

2013年 10月22日(火)−好評につき会期延長
12月6日(金)まで開催(11/25、12/2の月曜は休廊) 終了しました。
11時~19時 日曜と最終日は17時まで
月曜休廊

2012年12月26日に急逝(享年69才)された西村宣造先生の追悼展は、東京、神戸また
東京と巡回し、この大阪展が最後になりました。
いつも周囲がハラハラさせられるような瀬戸際まで自分を追い込む制作姿勢から生まれる魅力的な作品は、多くの方々に愛されつづけました。
1978年パリ遊学から帰国後にはじめた銅版画によるアルルカン(女道化師)シリーズは
カフェホールで演技をする女性の舞台裏やアパルトマンでの日常のくらしをやさしく、
あたたかく見つめ、女性の愛や希望への願望を切なくペーソスに包んで多く描きました。
このたびは此のシリーズでもっとも愛らしく素晴らしい表情をした女性像といわれ、
ただ1点残った小さい銅版画作品も出展します。
近年は鉛筆画などを集中して描き、テーマは「永遠の刻を求めて」でした。永遠にいきつくことがあれば ”あの人に”巡り会う事があるだろうか 作品によせた西村氏の文章の一部です。許しも祈りも女性を描くことで昇華してきた銅版画や鉛筆画、珍しいデッサン画など50点余をご高覧下さい。

西村宣造 略歴
1943年
大阪生まれ
1962年
大阪市立工芸高校卒業
日本大学哲学科中退、1974年 パリに遊学 油絵ル・サロン出品、激励賞受賞
1978年
帰国後、銅版画アルルカンシリーズ制作を始める。
1988年
版画集『アルルカン』、1995年 版画集『夢窓 六人の女』を出版。
ジョーゼフ・ヘラー、ジャン・コクトー、フランソワ・サガンなどの著書の表紙絵を描く。銅版画、リトグラフ、鉛筆画等のドローイングによる個展を各地で開催。
2012年
12月逝去
2013年 8月〜10月 追悼展が東京2箇所、神戸、大阪で開催される