「かむなびの杜」 木版画 90×60cm
このたびの展示は「万葉集」より想を得た新作の木版画を中心に展示します。
久木さんは20巻4516首からなる日本最古の歌集・万葉集を
何年も前から時間をかけて少しずつ読んできました。
読んでいると、どこか大昔の人々や、野山や草花とつながっているような気がすると言っています。
作家は金剛山の麓で工房を設け、奈良や大阪、和歌山の山々を歩くのを日課のようにしており、
樹々や草花、鳥たちの変化に耳を傾けながら万葉のうたを想うとき、
万葉人のおおらかな気持ちを現したことのはが、
こだまが帰ってくるように木版画のイメージとして湧いてくるようです。
独創的な作風の自刻自摺の多色木版画は近年、多くの方々に注目されています。
(写真クリックで拡大)
「多色摺木版画公開制作」
久木朋子さんが展覧会会場にて木版画を制作します。
・3/20(土)
・3/21(日)
・3/27(土)
・3/28(日)
午後1時〜5時
久木朋子 略歴
1970年
和歌山県生まれ
1993年
京都教育大学教育学部特修美術科木工専攻卒業
2005年
第73回 日本版画協会展(東京都美術館)
2005年
日本・タイ国際版画展(京都市立美術館)
2005年
日本・タイ国際版画展(バンコク)
2007年
日本版画協会第75回記念版画展(東京都美術館)
2008年
個展(ワイアートギャラリー 大阪 2009)
第76回 日本版画協会展(東京都美術館)
日本・アメリカ国際版画展(京都市立美術館)
2009年
第77回 日本版画協会展(東京都美術館)
その他全国百貨店、ギャラリーなど個展多数開催
現在大阪府在住