山田喜代春詩画木版展


愛しき人々へ
山田喜代春 詩画木版展
2010.3.30(火)-4.11(日)11:00-19:00(日曜祝日は17:00まで)(月曜休み)

あいびき抄9作品を中心に、愛おしい人たちや草花への心情を俳句や詩と共に表現した木版画33点を展示します。


作家在廊日 3月30日(火)・4月3日(土)・4月4日(日)・4月11日(日)


yamada.jpg忍び路
乳房122.jpg乳房
落ち椿.jpeg落椿

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 京都在住の木版作家、山田喜代春さんの個展を行ないます。
作家は詩や俳句を入れたユニークな木版画を発表して30年近くになります。
 日本固有の伝統絵画技法である木版画を制作される作家はたくさんおられますが、山田さんの木版画は、鬱屈した気持ちがはればれとする温かさと、時には辛辣さも持ち、さりげなく大切なことをすくい取ってくれる独特な味わいの深さがあります。

あいびき抄シリーズより 木版画「あいしている」
あなたをいっぱいあいしてる あきがくるまであいしてる

 ほろにがい短歌を素朴な絵画で表現しています。
このたびは、あいびき抄9作品を中心に愛おしい人たちや草花への心情を俳句や詩と共に表現した木版画 33点を展示します。
 作家は一昨年には臨床心理学者・高垣忠一郎さんと「自己肯定感って、なんやろう?」の中に内容にそった版画作品を入れました。この本は心がつらくなったら、どのページをひらいても、ほっこりと気持ちが休まるという書評をもらっています。
 今回の展覧会も愛おしい心を深く掘りさげて見つめ、こころが温かくなる作品を選定してみました。ご高覧をお願い致します。


◎山田喜代春 詩画木版展 ワークショップ

終了しました 

・山田喜代春の歳時記と句作 そして木版画制作の話
・自分用歳時記を作ってみよう -春編-

◎日時:4月3日(土)午後2時~3時半

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山田喜代春 略歴


1948年
京都に生まれる

1967年
京都府立朱雀高校鳥羽分校卒

1971年~ ヨーロッパ放浪

1980年
自作の詩を用いた木版画詩画作品の頒布会「板切れ月報」を始める。
(現在も継続中)

1989年
季刊「銀花」80号に5000枚の直筆詩画を制作

1991年
季刊「銀花」88号記念号に「88あったらいいな」(全8点)
を制作(木版画・1冊に1点添付)

1993年
サクラアートミュージアムで個展(サクラクレパス協賛)

1994年
季刊「銀花」100号記念号に木版画5000枚制作

1995年
KBS京都放送の番組審議会委員を委嘱される(期間3年)

1996年
立命館大学文学部に社会人学生として入学

京都新聞にエッセイ「ぼくは大学いちねんせい」を連載
(週1回・1996年5月~1997年3月)

2000年
バルカウス市立美術館(フィンランド)で個展

京阪ギャラリー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス
(京阪百貨店守口店)で個展

2001年
アロンディガ・グラナディダス州立美術館(メキシコ)での
「日本現代版画展」に出品

2006年
ギャラリー「かもがわ」通算百回目の記念個展
「山田喜代春木版画展」

著書
木版画によるオリジナル詩画集「人物抄」(1983年/湯川書房)
「ハガキ版画館」(1984年/書舎コイケ)
詩画日記「ぼくはコペルニクスだ」(1990年/亀山社中)
木版画詩画集「けんけん」(1991年/アスカ)
木版画によるオリジナル限定本「山田喜代春・蔵書票集」(1994年/私家版)
木版画詩画集「すきすきずきずき」(1997年/東方出版)
エッセイ集「ぼくは大学1年生」(1997年/東方出版)
絵手紙交流本「人並みでたまるか」(1997年/清流出版)
「銀花にかかわる5人の木版画集」(2002年/がらんどう出版)
「自己肯定感ってなんやろう?」山田喜代春・版画 高垣忠一朗・文
(2008年/かもがわ出版)