高橋まり

Mari Takahashi  けしきのうつり

刻々と変わりゆく 心のうつり

2011年4月5日(火)-4月17日(日)11時~19時 

日曜は17時まで 月曜休廊

(作家在廊日)4/5・89101617(各日13:00より)

2008年から始めた、高橋まりExhibition けしきのうつり展、
作家は準備した作品が東日本大震災後には全く違って見えたと言っています。
景色の中に見るものの心の動きを反映させて表現してきた大作を含めた20点の作品以外に、
3月11日以後、強烈な震災状況とその復活の願いをテーマに、
一気に25点の作品を仕上げ合わせて45点を展示いたします。

こころのうつり

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私がこの展覧会に向けて制作を始めたのは、昨年から今年にかけて続いた厳しい冬の時期でした。冬も雪も好きではありましたが、今年は雪の災害に苦しめられた地域のつらい情報を多く感じていました。春が待ちどおしく、太陽の光を浴びて暖かい空気の中飛び交ういきものの鼓動を感じたい 冬から春に向けて移りゆくけしきを描きました。
 案内状制作後、東日本大震災が起こりました。案内状の絵が私には違ってみえました。赤い色が被災地の火災、原子炉の爆発にみえました。青い色は大津波のようにみえました。震災後10日間描き続けた小品14cmの正方形25点はその後刻々と変わりゆく 心のうつり です。 テレビを通じるより私には現実の災害を知る事ができませんが、直視しなければならない多くの惨事、悲しみの中から立ち上がろうとする兆し、お互いをいたわりあう心、絵具皿に作られた色たちは時に共に交り合いぶつかりあって力強い色になって表現していく力をもらっています。                 高橋まり

mari2.jpgこころのうつり 14×14cm ドローイング 5,250円 インチ額付き,7,700円
mari3.jpg会場風景

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seenシリーズ  日本画絵具 鳥の子紙 パネルBOX  ¥16,800

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会場風景

略歴
京都生まれ 京都在住 インターナショナルデザイン学校卒業
インテリアテキスタイルデザイナーから現在は絵画を主体に活動を行なう

・主な個展・グループ展
1997. 2000. 01 東京 清水画廊グループ展
1999 東京 ギャラリーハウスMAYA個展
2000. 02. 04. 07. 09 京都 ヒルゲートギャラリー個展
2005. 08. 09 大阪 ワイアートギャラリー個展
2008. 09 京都 津田画廊 画冊展参加  

・主なデザインワーク
1995 富山博 水のまつりポスター2点入選
ドイツ・フランクフルトでの世界最大のインテリア見本市 HIMETEXTILに出品
1996 JAGDA オリジナルカレンダー制作
1997 JAGDA 世界遺産ポスター展出品
    寝装品のオリジナルブランドの制作
    インテリアshopオリジナルファブリックの制作
1999 横浜スカーフデザインコンペ大賞受賞
2000 ARTBOXデザインコンペ入選
2001 デンマーク イケア アート絵画ポスター2点制作