家並の間の細い路地を通って、階段を上がると井戸のある広場に出る.....。
行ったことのない筈だが、いつか見たような街。
作りたいのは建物の形ではなく、家と家の間の空間なのだ。
百木さんの創るモノは、自然と一緒につくるモノ、長持ちするモノ、修理できるモノなどが
プロダクトのポリシーです。
このたびは、信楽の赤土を素焼きした住宅とそれが集合した街並を創りました。
1軒,1軒の建物があつまって造り上げる路地や広場。
行ったことは無いはずだど、どこかで見たような外国の街。
路地のかなたから人が歩いてくる気配や広場でたたずむ人の気配を感じてほしい。
陶に限らず金属、紙などを用いて人と交信するユニークな造形物を制作しています。
百木一朗 作品 (作品画像をクリックすると拡大表示します)
経歴
1951年 京都に生まれる
1974年 京都教育大学特修美術科卒業
1980年 生駒にて一風工房を始める
1983年 個展(大阪ギャラリーピクチャー)
1997年 二人展(鹿児島 壷中楽)
2002年 個展(ギャラリーマロニエ)
造形作家・デザイナー
著書に「ハンドワークノート」、「直す現場」(ビレッジプレス)
児童書「パンクしゅうり」「かざぐるまのくに」(福音館書店)がある