メゾチント 女性と花の表現展
小池結衣 丹阿弥丹波子 渡邉幹夫
3/22(火)〜4/3(日)11時~19時 日曜日は17時まで 月曜休廊
Mezzotint
メゾチント 版画の凹版技法のひとつ 銅版画の技法のなかでも根気のいる銅板への細かい
目たてと、極度の集中力と時間を必要とする研ぎだしで描画を行う技法。
このたびは珠玉の女性と花のメゾチント作品を特集いたします。
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小池 結衣 (Yui Koike)
(作家在廊日 3/22(火)11〜19時 3/26、4/2(土)12時〜19時)
黒の諧調のみで心のうちを表現するメゾチント作品を、気がつけば100点を超えて創作している。
闇を切り開いて、光を呼ぶような作業が物語を紡いでくれる。
京都府京都市生まれ 京都市立銅駝美術工芸高等学校 日本画科卒業
1998 年 油彩画を始める。 2008 年 銅版画を始める 前川秀治氏 河崎ひろみ氏に師事
神戸、京都、大阪で個展やグループ展を開催多数
丹阿弥 丹波子 (Niwako Tanami)
50 年以上にわたりメゾチント技法を用いて、野に咲く草花や身近にあるものを作品に。
静謐な作品は、モノクロームの画面の中で、光を纏っているかのように浮かびあがる。
昨年は東京と神奈川で大規模な作品展が開催され注目された。
1927年東京生まれ 1956年より駒井哲郎に師事、銅版画を始める。1957年春陽展入選
(以後各賞を受賞 春陽会会員)版画集出版 個展、グループ展開催多数
渡邉 幹夫 (Mikio Watanabe)
作家は漆黒の闇の中から人間の形を浮かび上がらせ、光を与えて行く、その何かが生まれ
て行く過程の中で、何とか人体の一歩奥深いところにある宇宙を感じたいと努力している。
愛情をこめて表現された女性の美しさと生命力が伝わる作品は高い評価を得ている。
1954年横浜生まれ、1977年武蔵野美術短期大学卒業、23歳でシベリア鉄道でパリに入り、
現在もフランス・ブルターニュに在住。
パリの「アトリエ17」でS.W.ヘイターに 銅版画技法を学ぶ。
1981年よりメゾチント技法で作品を発表。ヨーロッパ各地、日本等で展覧会開催
受賞歴多数、パブリックコレクションも多い