田部光子と九州の精鋭による100枚展

田部光子と九州の精鋭による100枚展

2015年3月3日(火)〜15日(日)11時〜19時
(日曜日は午後5時まで)月曜休廊

ギャラリートーク

田部 光子×平山 隆浩  
3月7日 土曜日 14:00〜 ワイアートギャラリーにて
(電話、FAX、メールのいずれかで、
ワイアートギャラリーへ事前にお申し込みください)

田部光子さんは、九州の美術家たちが 1957 年「反芸術」「反東京」を旗印に前衛美術運動を行うために結集した「九州派」の旗揚げに参画して以来、約60年間、時代の最先端の美術を目指し、現代美術の第一線で活躍してきた。 
(九州派は関西の具体美術協会・結成1954年、東京のネオ・ダダ・結成1960年などの活動に攻応していた)
1970年の九州派解散後は田部光子さんは「九州・現代美術の動向展」や「九州女流画家展」においてリーダー的活躍をしている。
この20年は九州各地と東京、ニューヨーク、ワシントン DC、パリ、大阪等で個展活動をつづけ、2013年10〜12月には、地元、福岡市立美術館において50年代の作品から近作までの展示が行われた。 

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80歳を超えた田部さんの活動の一つに、 JUST ART YOUNG と言う
若き創作者が中心のグループがある。このたび福岡市の天神の真近くにグループの拠点を設置、活動を開始した。
その第一回企画として、今回「田部光子と九州の精鋭による100枚 展」を開催する。現代美術に風穴を開けようとする、各自が出品する意欲に満ちた膨大な作品たちをご高覧願います。


出展作家

田部 光子 
うさかみ
馬場 武尚 
平山 隆浩
廣川 飛鳥 
吉川 暢子 
吉田 美香


写真:田部光子作品 『さようならKUDO&Vonnegat』 
marker pen, plastic box on silk screen 23.7×23.7cm

うさかみ

ユーモア、アイロニカルな表現を含んだ生物の絵画を出品

1986年福岡県生まれ。
武蔵野美術大学油絵学科中退。

主な個展
2014年「そしてこの顔である。」展(トネリコ・カフェ 佐賀)
2013年「ずっとずっと俺のターン!」(IAF SHOP 福岡)
2011年「うさかみ展 木炭画 Works」(アクロス福岡 福岡)

主なグループ展
2013年「アートプログラム響存”生物”展」(ギャラリー風 福岡)
2012年「Just Art Yコン展ポラリーアート2012」(西日本シティ銀行 福岡)
他展覧会多数。

作品: 『マウンテンゴリラマウンテン 赤富士 』 パネル、アクリル 41×41cm 2014年

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馬場 武尚

人間社会、自然界を常に対照して制作する。今回の作品は、現代社会の(人と人)の有り方を表現している

1961年 全国公募アトリエ紙デッサン展入選(東京芸大にて)
1963-1965年 創元展出品 入選
1968-1974年 西日本美術展(第1回〜7回)入選
1975年 「海を描く」現代絵画展入選(沖縄海洋博記念)
     福岡市美術館買上げ収蔵
1976年 安井賞展出品 入選(福岡市美術館収蔵)
1980年 以降団体展などに出品
2012年 個展(油彩、コラージュ、その他を出品)

作品: 『恐怖(都会の顔)』 油彩 コラージュ F6号 2014年

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平山 隆浩

15㎝×15㎝の小さな世界。 
折り紙と同じサイズの小さな世界。
でも、ボクには丁度いいサイズ。
小さいけれど、たくさん作って並べたら
どこまでも大きくなる、長くなる。 
子どもの頃より慣れ親しんだ、「15㎝×15㎝」という折り紙大のサイズ。「15㎝×15㎝」の中に、私は無限の宇宙的広がりと奥の深さを感じている。書道半紙に、墨と青墨と柿渋だけで、これまで様々なカタチを思いつくままに描き続けてきた。
この作品は、パネルで出来ておりとても軽い。押しピンで簡単に飾ることが出来る。自分の「好み」に合わせ組み合わせて、向きを変え、場所を変え、自由に飾ることが出来る。
15㎝×15㎝のまことに小さな宇宙が、暮らしの空間の中で微笑んでくれたらうれしいなぁ。

1968年生まれ
福岡教育大学大学院修了。
現在、西日本短期大学保育学科准教授。
あーたの会 代表           
福岡文化連盟会員 日本創造学会会員 日本保育学会会員

個展
2003年 9月  空の豆2003 絵画とオブジェの詩 平山隆浩展(ギャラリー風)
2005年 7月  ボクの布あそび 平山隆浩展(ギャラリー風)
2007年12月  15㎝×15㎝のものがたり 平山隆浩展(ギャラリー風)
2010年 3月  青の繕 平山隆浩展(ギャラリー風)
2011年 9月  かりん糖のうた 平山隆浩展(ギャラリー風)
2014年3月   いちご×いちご 平山隆浩展(ギャラリー風)
グループ展
1997年~2011年 福岡市美術連盟展
2004年2005年2006年 A-ONE展 日本・韓国・中国国際交流展
2007年~毎年出品 あーたの会展
2007年~毎年出品 円創会展
2004~毎年出品 コン展ポラリーアート
他グループ展多数

作品: 『あめ』 1枚 15×15cm(9枚組) 制作 2014年

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廣川 飛鳥 

いつもの見慣れた形の中に 秘密が潜んでいる
視点をほんの少し変えると それは見えてくる

見られるもの 見るもの
内面の滑稽さ、悲しさ、強さ、美しさ、醜さ、弱さ―
水面はそれらの形になる前のものを映しだす

不条理な世界をそれでも我々は美しく生きていく

1982年生 2004年 九州大学文学部卒業 
2008~2010年フランス国立高等美術学校(ブールジュ)
2010年 同学校にてDNAP(フランス国家資格)を取得、卒業 
2011年 廣川飛鳥 個展(福岡市美術館)
2012年 Just Art Yコン展ポラリーアート2012
(西日本シティ銀行本店1Fエントランスホール)、IMAGINE展(福岡市、ギャラリー風)
2013年 IMAGINE展(福岡市、ギャラリー風)
2014年 Dual Arts ギャラリー(ウィメンズウェルネス天神デュアル、福岡市)、
     第82回独立展入選

作品: 『スイミングプールの夢』 油彩 F15号 2015年

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吉川 暢子 

絵の具は油に溶け、流れながら、ゆっくりゆっくりにじみ始める。
色が混ざりあい、重なっていく。乾くころには深い深い色とあたらしいかたちが現れる。
私の「表現」が絵の具とともに流れとともに生まれる。

平成11年3月 愛知産業大学造形学部産業デザイン学科 卒業
平成13年3月 上越教育大学大学院学校教育研究科 教科・領域教育専攻芸術コース(美術)(教育学修士)
平成24年3月 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科 修了(学校教育学 博士)
現在 筑紫女学園大学短期大学部幼児教育科 講師

平成11年10月 新潟県新井市市展 絵画部門市展賞
平成12年3月  第50回中部ニ科展 豊田画材賞
平成16年3月  第54回中部ニ科展 特選
平成18年3月  NOBUKO YOSHIKAWA EXHIBITION (FUKUOKA,ギャラリー風)
平成23年12月 JUST ART Yコン展ポラリーアート2012
平成24年5月  JUST ART Y(第23回筑後吉井の小さな美術館めぐり)
平成26年1月  アートプログラム響存”増殖“展(FUKUOKA,ギャラリー風) 
平成26年10月  第2回天神アートビエンナーレ(FUKUOKA,ギャラリー風)

作品: 『挑む』 油彩 コラージュ F6号 2014年

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吉田 美香

観ることで心の栄養を補えるようにと制作した「サプリ」シリーズを出品

1985年 福岡県生まれ。
2008年 佐賀大学美術工芸課程西洋画専攻 卒業。
2009年「第18回 英展~人物・風俗~」 佳作(田川市美術館 福岡)
2011年~13年 コン展ポラリーアート展(西日本シティ銀行本店エントランスホール 福岡)
2011年~14年 個展 (トネリコ・カフェ 佐賀)
2013年  常設展示開始(カフェエムスクウェア 福岡)
2014年  アートプログラム「響存 "植物" 展」(ギャラリー風 福岡)  
その他展覧会多数。

作品: 『サプリ』ミクストメディア 20.2×15.2cm 2015年

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