重藤裕子・庄漫銅版画展

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アジアの光と風
重藤 裕子 ・ 庄 漫 銅版画展

8/27(木)〜9/5(土)
11時〜19時
最終日は17時迄
日・月休廊

銅版画でアジア各地の自然の表情を表現する、ふたりの女性作家の作品展を行います。
重藤裕子さんは広島大学で生物科学を学び、立教大学大学院で理学研究を専攻し、植物の形態や細胞分裂の研究をしました。またアジアの移住者・難民の相談を受けたり、カンボジアの寺子屋支援をしていた時、たびたび現地を訪問したことが、アジアの風景や人物を描くことにつながりました。2005年よりエッチングとドライポイント技法による銅版画を制作し各地で発表をしています。
庄漫さんは、中国・上海生まれ、2006年文化学園大学造形学部卒業後、銅版画作品を韓国、イタリア、中国などの海外の版画美術展に出品しています。中国や日本の自然の変化を銅版画の技法メゾチントにより表現し、水墨画のような世界を追求しています。
ふたりの作品からアジアの光と風、文化の香りが伝わってきます。

重藤 裕子 (しげとう ゆうこ)
1980年広島県生まれ。広島大学理学部生物科学科卒業 創形美術学校研究科修了、
立教大学理学研究科修了、2005年より銅夢版画工房で銅版画制作
2007年松濤美術館公募展・奨励賞。2008年Wells Gallery(米国)作品展示
2009年より個展(青木画廊、銀座三越、天満屋広島八丁掘他)。 グループ展 も多数開催


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『メコン』
エッチング、ドライポイント
25.6×17.8cm


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『甘い水』

エッチング、ドライポイント
25.6×17.5cm





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『水上の王国』
エッチング、ドライポイント
89.7×60cm

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『屋根の上の女』
エッチング
29.5×18.2cm


庄 漫 (しょう まん)
1972年上海生まれ。
2000年来日、2006年文化学園大学造形学部卒業、2009年ソウルSPACE国際版画ビエンナーレ買上賞、PREMIO ACQUI国際版画ビエンナーレ(イタリア)一等賞、2015 Primo Premio Exlibris Grafica Italiana(イタリア) 1等賞など。国際蔵書票ビエンナーレ、中国国際美術展、韓日交流展、マカオ国際版画トリエンナーレ他に出品。2008年より個展、グループ展を日本その他で多数開催。



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『雁が音』
メゾチント
55.0×35.5cm



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『光陰の道標』
メゾチント
35.5×59cm


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『遥』
メゾチント
35.5×53cm



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『外は蝉時雨』
メゾチント
35.5×25cm