手描き詩画集「絵日記 万歩のおつかい」発刊記念
山田 喜代春 作品展
2011年5月31日(火)〜6月12日(日) 11時〜19時 日曜日は17時まで 月曜休
京都在住の木版画家にして詩人、 山田喜代春さんの待望の新刊発行を記念して、その原画を新作の
木版画とともに約50点を展示します。
20年前に発刊され、 絶版 となった大好評の手描き詩画集「ぼくはコペルニクスだ。」より20年、
多くの方々に待たれた全124編の珠玉の詩画集が出版されました。
木版画に制作されることの稀な、作家の建前ではない独白の詩とほろ苦い想いをユーモアでくるんだ
絵画が心に響きます。
序文で木津川 計さんが書かれています。(元立命館大学教授・「上方芸能」誌発行人)
「喜代春さんは一流です。鼻にかける二流も多くいるのに喜代春さんはいつも恐れ入って生きておいでです。
終世肩で風を切って歩かない、言うならば,アカン人生を披露されているからファンが多いのです。」
七転び八起きしてからまた転ぶ、失敗ばかりのアカン人を作家自身をふくめて鼓舞する作品をご高覧
願います。
(6月4日土曜日16時よりワイアートギャラリーにて出版記念パーティーを開催します
(クリックで拡大表示します)
万歩のおつかい 原画(肉筆画)
額サイズ 八切(32×26cm)
税込額付価格 ¥50,000
1.『おあいこ』
2.『夕焼け』
3.『いいトリ』
4.『法然院』
5.『母の手』
6.『葬式』
7.『雨も子供も』
8.『説教』
山田喜代春 略歴
1948年
京都に生まれる
1967年
京都府立朱雀高校鳥羽分校卒
1971年~ ヨーロッパ放浪
1980年
自作の詩を用いた木版画詩画作品の頒布会「板切れ月報」を始める。
(現在も継続中)
1989年
季刊「銀花」80号に5000枚の直筆詩画を制作
1991年
季刊「銀花」88号記念号に「88あったらいいな」(全8点)
を制作(木版画・1冊に1点添付)
1993年
サクラアートミュージアムで個展(サクラクレパス協賛)
1994年
季刊「銀花」100号記念号に木版画5000枚制作
1995年
KBS京都放送の番組審議会委員を委嘱される(期間3年)
1996年
立命館大学文学部に社会人学生として入学
京都新聞にエッセイ「ぼくは大学いちねんせい」を連載
(週1回・1996年5月~1997年3月)
2000年
バルカウス市立美術館(フィンランド)で個展
京阪ギャラリー・オブ・アーツ・アンド・サイエンス
(京阪百貨店守口店)で個展
2001年
アロンディガ・グラナディダス州立美術館(メキシコ)での
「日本現代版画展」に出品
2006年
ギャラリー「かもがわ」通算百回目の記念個展
「山田喜代春木版画展」
ワイアートギャラリーで「板切れ月報の四半世紀」記念個展
2011年
南カレリア市立美術館(フィンランド)で個展
著書
木版画によるオリジナル詩画集「人物抄」(1983年/湯川書房)
「ハガキ版画館」(1984年/書舎コイケ)
詩画日記「ぼくはコペルニクスだ」(1990年/亀山社中)
木版画詩画集「けんけん」(1991年/アスカ)
木版画によるオリジナル限定本「山田喜代春・蔵書票集」(1994年/私家版)
木版画詩画集「すきすきずきずき」(1997年/東方出版)
エッセイ集「ぼくは大学1年生」(1997年/東方出版)
絵手紙交流本「人並みでたまるか」(1997年/清流出版)
「銀花にかかわる5人の木版画集」(2002年/がらんどう出版)
「自己肯定感ってなんやろう?」山田喜代春・版画 高垣忠一朗・文
(2008年/かもがわ出版)
「絵日記 万歩のおつかい」(2011年/ ワイアート)