ペルセポネーの花と闇 林由紀子展 2014


ペルセポネーの花と闇  林 由紀子展 (企画展)

2014年9月2日(火)-9月14日(日) 11:00〜19:00 ワイアートギャラリー
(日曜日は17:00閉場)月曜休  作家在廊 9月2日・9月14日

林 由紀子さんは1958年東京生まれ、36歳から銅版画では最も古い技法、15世紀ごろにヨーロッパで確立した「エングレーヴィング技法」を始めました。日本では制作する人の極端に少ないエングレーヴィング技法は、銅版のうえをビュランという固い刃で線を彫り、そこにインクをつめて摺る銅版画です。 15年を経て、124点が収録された銅版画蔵書票集「プシュケの震える翅」を2010年に出版しました。優雅な線で描かれる清らかなロマンティシズムは好評を得ています。

 林さんの最近の作品テーマは、生死を冥界と現世という両面かとらえ表現することです。神話に登場する美と知の女神ペルセポネーは死の世界から、現世を見つめると四季ごとに豊穣な花々に囲まれた香しい自身を見いだしますが、死は骸骨の姿で離れようともしません。銅版画、鉛筆画、ペン画、コラージュ作品等60点余を展示販売いたします。

Yukiko Hayashi
1958年東京生まれ 坂東壯一氏に師事。エングレーヴィング技法を追求
画集「プシュケの震える翅」出版  個展・静岡、 東京

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「ペルセポネーの花と闇」銅版画に手彩 2014年
現世を謳歌する芍薬・アイリス・薔薇・オレンジ・ジャスミンに包まれたペルセポネー。
その瞳は冥界の闇を見つめる。

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新作鉛筆画

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手彩色銅版画 マット部分にコラージュ

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左:謝肉祭の仮面シリーズ 銅版画に手彩色 右:コラージュ作品